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『新しい可伸展型ダイアフラム聴診器と聴診技術向上のための自己評価法』(with English version)

『新しい可伸展型ダイアフラム聴診器と聴診技術向上のための自己評価法』      2020.Vol 1  No.1  1~18

                                 髙階經和、村竹虎和**、藤木清志***

要 旨

【背景】本研究は新しい発想に基づくもので、シリコン膜を振動板とした「新しい可伸展型ダイアフラム聴診器」(New Extensible Diaphragm Stethoscope :NEDS)の開発を試みました。2016年、髙階ら*は既存のシングル・ヘッドのサスペンデッド型ダイアフラム聴診器(Suspended Diaphragm Stethoscope (SDS)の性能を超える聴診器を開発しました1。その報告の中で、EDSはSDSよりも低周波域における心音(S3, S4)の聴診に優れている事を指摘しました。

今回は更にダイアフラムを改良することでEDSよりも性能を向上させることを試みました。そしてEDSとNEDSを比較した際、何れが低周波域(60Hz以下)において性能が優れているかの検討を、第1段階と第2段階に分けて行いました。

【方法と結果】第1段階では、今回は、膜面をシリコンに替えたNEDSとEDSとの①周波数測定及び、②「音響スペクトラム解析」による比較研究を行いました。その結果、NEDSはEDSよりも50Hz以下の低周波域において優れていることが明らかとなりました。

第2段階では、特に聴診上重要な低周波域の心音(S3、S4)の聴診技術向上のため、S3(左室への急流入音)とS4(左房収縮音)を聴く新しい研修方法を開発しました。S3およびS4 の音量をウエブ上で徐々に下げていきます。その際、心音図を同時に目視することが出来る様にしたので、聴診器でS3, S4が聴こえなくなった点が、どの時点か自分自身で確認することができます。

【結論】①NEDSはEDSよりも低周波域の聴診に優れていました。②またウェブ上で音量を徐々に減少させる「低周波域のS3、S4聴き取る独自の聴診技術向上法」を開発しました。

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*    (公社) 臨床心臓病学教育研究会理事長 (大阪府大阪市) 

**  ケンツメディコ(株) 研究開発部長 (埼玉県本庄市)

***  (株) テレメディカ 代表取締役社長 (神奈川県横浜市)

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全文はこちらからご覧ください。

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