この度、JECCS髙階經和理事長が、毎日新聞出版から近著「チャレンジ」を出版いたしました。
髙階理事長（著者）は、少年時代に第2次世界大戦を経験した後、神戸医科大学（現在神戸大学医学部）を卒業後、米国陸軍病院でインターン研修を受けました。そこで出会ったのが、後に世界的に有名な循環器専門医となった「ドクター・ジェームス」（Dr. Tｈomas N. James）でした。
その後、著者は1958年から4年間、米国チュレーン大学医学部へ留学し、ドクター・ジェームスの恩師であるバーチ教授（Prof. George E. Burch）に出会いました。この2人の世界的に有名な医師に出会ったことで自分の進むべき道は臨床心臓病学にあると決心しました。
著者は自らの歩んだ軌跡を振り返り、医学の原点は臨床・教育・研究を恰もバランスの取れた3脚の頂点であると捉え、着実に歩んできました。
1994年、心臓病患者シミュレータ「イチロー君」を開発し、2016年、可伸展型ダイアフラム聴診器「TSphonette」を開発しました。
本書は著者が2人の卓越した師に出会ったことが如何に人生にとって大切かを物語っています。著者が一人の社会人として如何に生きて来たかを次の世代に語る自叙伝であり、平易なことばで語られる内容となっています。
医師や若い学生のみならず、一人でも多くの一般の方々に読んで頂きたいと思っております。
著者：髙階 經和 （公益社団法人臨床心臓病学教育研究会理事長）
発行所：毎日新聞出版
定価：本体 1,980円（税込）