2型糖尿病において、血糖コントロールの悪化はあらゆる合併症を発展させる。その一方で、血糖値の改善で進展抑制効果が得られるのは細小血管合併症で、大血管合併症(動脈硬化)は十分な効果が得られないのが実情である。これまでの研究により、糖尿病における動脈硬化性疾患の予防には、血糖コントロールは勿論であるが、とりわけ脂質の管理が最も重要であることが示されている。
動脈硬化性疾患予防ガイドラインにおいて、糖尿病患者における獅子s津管理目標値が明確に示され、2017年にはその基準も一層厳格なものとなってきた。第一選択薬はスタチンで異論はないと思われるが、同剤にて管理目標を到達していても発症してしまう残余リスクが問題視されている。この残余リスクは種々挙げられているが、本講演ではLDLの質的異常に着目し、糖尿病治療における脂質異常症の治療の在り方を食事・運動・薬物療法の各側面から考察したい。
講師:佐野 寛行先生(大阪医科大学 糖尿病代謝・内分泌内科 助教)
司会:松尾 浩(ジェックス理事)
日時:2019年4月20日(土)
午後3時~4時30分
場所:ジェックス研修センター
大阪市淀川区西中島4-6-17 大阪シールビル 4階
受講料:無料(会員でない方:2,000円)
申込は不要です。
直接会場へお越し下さい。
(大阪府医師会生涯研修システム登録研修会)
(大阪府薬剤師会生涯教育研修制度認定研修会《5単位》)
※大阪府薬剤師会会員の方は受付で薬剤師章をご提示ください。
※一般の方(元医療従事者を除く)の受講はご遠慮ください。
本会におきましては、共催会社による旅費の負担が出来ませんことをご了承ください。
共催:公益社団法人臨床心臓病学教育研究会
MSD株式会社