症例33 幼児期より心雑音を指摘されている 男性 72歳 2010.7

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症例33

幼児期より心雑音を指摘されている

男性 72歳 2010年7月掲載分

解答・解説

症例33の解答と解説

I, AVL V3~V6にかけて深いS波が見られ、II,III,AVFでT波の陰性化が見られます。またV1 でrsR’型のQRS波形(幅:0.18秒)の不完全右脚ブロックが見られるところから、右室肥大があると考えられます。
 この症例は41年前から、外来患者として現在まで継続診療中ですが、身長170cm、体重65Kgと外見的には正常です。胸郭の変形もなく、頸静脈波はa波、v波共に増強し、聴診により肺動脈領域に収縮期駆出性雑音とII音の固定性分裂が聴かれました。三尖弁部位での右室性拡張期ランブル雑音が聴かれません。2010年3月15日の心エコー図で右室肥大と心室中隔の奇異運動が見られます。

心エコー図(2010年3月15日)(拡大版はこちらをクリック)

心電図 右脚ブロック

高階經和(ジェックス理事長)

 

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出題:高階經和(ジェックス理事長・高階国際クリニック院長)

 

心電図(拡大版はこちらをクリック)

心電図